【宣伝】エキスパートナース8月号 特集「敗血症の気づき方」
エキスパートナース8月号が出版されました.今回は東海大学救急の井上茂亮先生編集の特集「急変になる前に病棟で見抜きたい!敗血症の気づき方」が掲載されており,わたくしも執筆させていただきました.
ICUナースのみならず一般病棟・ER/外来ナース向けでもあります.敗血症を早期に察知することが早期治療と重症化予防につながります.敗血症の正しい知識と評価を覚えてください.
Contents
1.イントロダクション:病棟で気づきたい「敗血症」
井上 茂亮先生(東海大学医学部外科学系救命救急医学准教授/東海大学医学部付属八王子病院救急センター長)
2.‟「敗血症」って何?”を解消!基礎知識
DrMagicianEARL(EARLの医学ノート管理人)
3.「敗血症」、どんな患者さんに注意すべき?
川崎 達也先生(静岡県立こども病院小児集中治療科小児集中治療センター長)
4.どのように「敗血症」と気づく?疑ったらどうする?
石﨑 清華先生(東海大学八王子病院救急センター救急看護認定看護師)
5.「敗血症」の治療は?
近藤 豊先生(琉球大学大学院医学研究科救急医学講座講師/琉球大学医学部附属病院救急部副部長)
6.敗血症で注意したい!「多臓器障害」とその対応
木下 喬弘先生(大阪府立急性期・総合医療センター高度救命救急センター)
松浦 暁子先生(大阪府立急性期・総合医療センター救急看護認定看護師)
山川 一馬先生(大阪府立急性期・総合医療センター高度救命救急センター/ハーバード大学ブリガム・ウイメンズ病院外科免疫学教室)
7.いち早く知りたい!「敗血症」のトピックス
松嶋 麻子先生(大阪府立急性期・総合医療センター救急診療科副部長)
ここからは裏話になりますが,私自身はこれまでナース向けにこういった特集記事を書いたことがなく,どうやって一般病棟ナースに分かりやすく書くか苦労しました.私が任されたのは敗血症がどのような病態でありどのような臨床経過をたどるか,についてで,脱稿する前に当院ICUのナース3人に査読してもらったところ,3人全員から「内容が難しすぎる」とのお叱りを受けました.
ちなみに具体的な当院ナースからの原稿完成前の査読コメントは以下の通り
「ただでさえ敗血症のケアがメインでない一般病棟ナース向けの原稿なんだから,難しい英語名称使ったらたぶん読む気なくす」
「聞いたこともない英語名称がでてきたらもう一度戻って読み直したりを繰り返して何が何だか分からなくなる」
すいませんすいません書き直します・・・ということでいろいろ手直ししたのが今回の内容です.
だいぶくずして書いたつもりですが,それでも聞きなれない用語などがあると思いますが,そこはイメージでとらえてください.幸い,私の説明を編集部が分かりやすくイラストにしてくださってますので,文字だけよりはだいぶ理解しやすくなったと思います.
ちなみに顔写真は当直明けのスマホ自撮りの顔です.